SSブログ

『武士道シックスティーン』を読みました。 ☆☆☆☆☆ [読書]

『武士道シックスティーン』を読みました。 

内容(「BOOK」データベースより)
武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

思わず星5つつけちゃいましたよ。
ブログ始めてから初めてではないだろうか?

誉田哲也は前から『ジウ』の評判を聞いて読みたいとは
思っていたんですが、まだ読んだことはなく、これが
初読となります。
主人公は男の子だと勝手に思い込んでいましたが、
『映画化』の帯には女子高生二人だったのでうっかり
手にとってしまいました。
不純ですか?

今の時代にありえない、剣の道に生きる少女が主人公。
ありえなさ過ぎて、でもそこを違和感を感じる隙がを見せ
ずに読ませるあたりはさすがでした。
もう一人の主人公は普通の女の子。
剣士vs普通の女の子の青春ぽい関係が主軸となって
軽快な文章がストーリーをサクサクと進めていきます。

軽快な文章と文章が軽いというのは違います。
多くのライトノベルは文章が軽く、ノリで読ませようとして
いますが、これはきちんと中身のある文章をリズム感で
読ませようとしている感じかな。

アップテンポのポップスなどはノリノリで聴けるけど、ジャズ
やクラシックの軽快な曲と比べると音の多彩さに欠けると
いうか単調に感じてしまうような、そんな違いです。
そういうシンプルな軽音楽も嫌いじゃないですが、比較して
違いを意識しちゃうとライトノベルにはやはり物足りなさを
感じてしまいますね。


ブログ始める前は五つ星レベルの本もいろいろあったの
ですがこの数年はライトノベル中心だったし、本格(?)
文芸書ももともと好きだった作家ばかりだったので高い
レベルを要求してしまいなかなか星五つはつけにくかっ
たけど久々のヒットでした♪

というわけで
☆☆☆☆☆ 星五つ!


武士道シックスティーン

武士道シックスティーン

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本



武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: 文庫



武士道シックスティーン(1) (アフタヌーンKC)

武士道シックスティーン(1) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 安藤 慈朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: コミック



武士道シックスティーン 1 (マーガレットコミックス)

武士道シックスティーン 1 (マーガレットコミックス)

  • 作者: 尾崎 あきら
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/11/25
  • メディア: コミック



タグ:誉田哲也
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。