文学少女と神に臨む作家 野村美月/竹岡美穂 [読書]
久々に活字を読んだ気がします。ライトノベルだけど。
絶望と希望、不安、焦燥、孤独、偽り、真実を求める気持ち・・・
シリーズを通して重いテーマが多かったように思いますけど
最後は美しく奇麗に終わって良かったです。
『ぼくはこれから、道化のように、哀しみを隠して笑おう。
ときに幽霊のように渇望し、ときに愚者として決断し、
堕ちた天使のように穢れにまみれても、月と花を胸に
抱いて、聖地へ向かう巡礼者のように歩き続けよう。
そうして、神に臨む作家になろう。』(本編より)
さすがにうまくまとめたものです。
しかし麻貴先輩の結婚相手があの人になるとは思わなかった。
衝撃のラストでした。
まだ短編集があるらしいので、そっちにも期待します。
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